2017年11月24日金曜日

番外編:テズリン&ユーコン川⑧(カナダ、ユーコン準州)2014.8

番外編:テズリン&ユーコン川⑧(カナダ、ユーコン準州)2014.8

その①はこちらから
http://fk400.blogspot.jp/2017/11/20148.html

すべての地図・写真はクリックすると大きく表示されます。

De Havilland DHC-2 Beaver  デハビランドDHC-2ビーバーは7人乗りで、セスナより一回り大きい(13:08)

ホワイトホースから迎えに飛んできたのだ、赤い機体がかっこ良い!(13:08)

室内後方にはトランクルームがある(13:10)

フロートの後部にはフリップアップ可能なラダーが付いている(13:10)

alpine aviation アルパイン・アビエーション社はホワイトホースにあるSchwatka Lake ショワットカ湖のほとりにある(13:11)

アルパイン・アビエーション社hp
宣伝動画等
デハビランドDHC-2の紹介と動画

横揺れを防止して直進性を増加するためか、水平尾翼端に補助板がある(13:11)

佐久間さんから順に記念撮影中(13:12)

機長席は左、私の乗るコ・パイ席は右側、連動して動く操縦桿もついている(13:16)

じゃんけんで勝ち、最前列に乗ることができた!。飛行機大好きの私にとってはテズリン川を下ったのと同じぐらいの大ボーナスだ、笑。

コンソール中央下は、燃料・油圧・油温計、空冷エンジン用の筒温(シリンダー温度)計。

中央の3本のレバーは左からスロットル、プロペラピッチ、燃料の混合比の調整用。

色はもちろんのこと、レバー先端の形状が異なっていて、手探りでも識別できるようになっている。その上のメーターは油圧計、エンジン回転計。

頭上の黒くて丸い、ラジコンカーのタイヤのようなものは左右(ラダー)と上下(エレベーター)、バンク(エルロン)のトリムタブ。

離陸後に操縦桿から手を放しても飛行機が真っ直ぐ飛ぶように、手動でくるくる回してバランス調整を行うための物。ラジコンの中立位置調整のためのレバーと同じ役目だ。

機内はエンジン音が大きくて、お互いの声が聞こえないためヘッドセットを全員がつける。このあたりを仕切っているホワイトホース管制塔と他機との交信が常に流れており迫力満点。カナダエアが空港から、もうすぐ離陸するようだ。

全員乗り込むと、キュンキュンキュンキュン、バラララララという感じであっさりとエンジンがかかり水上機は滑るように前に進みだした。さっきまで我々がカヌーで漕いできた水面に向かってスロットルを開け、パワーバンドにエンジン回転が入るようにプロペラのピッチを調整。

フロートが水面をたたく結構な振動が伝わって来て足を踏ん張って体を硬くする。ぐっと機首が持ち上がり前の水面が見えなくなったと思ったら、あっという間に離陸していた。心の中ではこの曲がずっと流れていた、笑。
紅の豚・時代の風-人が人でいられた時~

上昇後は眼下にユーコン川を見ながらこれぐらいの高度をずっと飛んで行く(13:21)

周りの山の頂と同じぐらいの高度をずっと維持して飛んで行く、たまに山の切れ間を通過すると気流の乱れで機体が揺れる。これぐらいの高度が一番気流の乱れが少ないのか。

眼下には曲がりくねった支流や三日月湖、尾瀬の何倍もあるような広大な湿地、高い木が続く森などが目まぐるしく飛び去ってゆく。あーカヌーも良いけど遊覧飛行は最高だな~。やっぱりマイクロソフト・フライトシミュレーターとは一味違う、当たり前だけど、笑。

天井のトリムタブを調整して、片手でリラックス操縦モード、ときおり管制塔と交信中(13:22)

油温70℃、筒温220℃、良い音でエンジンは回っている(13:22)

ただ乗って景色を見るだけではなく、計器が読めるとずいぶん楽しい(13:23)

速度は95ノット、高度2800フィートで機体を右にバンクさせて旋回中。横滑りは無し、方位290°、毎分50フィートで上昇している。いっぱいアナログメーターのついた操縦席は子供のころに夢見た最高の空間だ、笑。

川の近くに道路が見えてきた、ホワイトホースの街は近い(13:25)


ラバージュ湖の北端を抜けた、徐々に高度を下げてゆく(13:45)

そろそろ人家が見えてきた(13:47)

ホワイトホースの街の上空まで来た(13:54)

さらに高度を下げる(13:54)

前方に着陸予定の湖が見えた(13:54)

本当にあっさりと着水し、プロペラの力で桟橋へ向かう(13:56)

マスコットのワンちゃんがお出迎え(13:58)

桟橋はボートと飛行機の兼用

Cessna 206  セスナ206は5人乗り

De Havilland DHC-2 Beaver と記念撮影

450馬力の空冷・星形エンジン

ユーコン・インに到着後、近くのスーパーでお土産を買い出し(17:14)

シャワーを浴びてサッパリしてから、近くのスーパーでいろいろ買い込んできた。空港の免税店も良いが、普通のスーパーでも売っている調味料やメープルシロップ、めちゃめちゃ酸っぱいグミ、ビスケット、などなど。ローストされたチーズ味のピーナツ(画面中央上)は最高!、今回一番のお土産かも。

ユーコンインからバンでカヌーピープルに再集合(18:22)

カヌーピープルの皆さんや、カートとその彼女、佐久間さん、参加者全員で完漕をお祝い(18:52)

自分一人ではこんなに密度の濃い旅は絶対にできなかっただろうなー。あこがれの地を最高の形で漕ぐことができて夢のような一週間だった。もし、もう一回チャンスがあればシーカヤックに旅道具一式を積み込んで、ラバージュ湖と30マイルリバーを抜けて、フータリンクァから100kmぐらい下流のカーマックスぐらいまで漕いでみたいねー。

このあたりの川ならあまり荒れたところもないので、スピードの出るシーカヤックの方が一日の距離が稼げてトータルで長い距離を漕げると思う。まあ、カナディアンを一人で漕ぐのは効率が悪すぎるし、ラバージュ湖の静水は50kmもある。

店内でユーコンリバー・クエストというカヌー、カヤックを使った川の耐久レースのDVDを見つけたが、リージョンコードが日本と違ったら見れない可能が高いので購入を断念。
日本に戻ってYouーtubeで見ることができたが、、、、うーん最高やね!。

ユーコン・インに戻りちょっと休憩(20:40)

その後は佐久間さんと参加者で地下のバーへ行って打ち上げの2次会(21:59)

地下のバーへの通路にはたくさんのレコード盤が張り付けてあった。

翌朝は、真っ暗なうちにユーコン・インを出発してホワイトホース空港を目指す。空港まで、前方を日本の2倍ぐらいの大きさのキャンピングカーが2台連なって走っていたが、佐久間さんによると東海岸のオンタリオ州ナンバーのレンタカーとのこと。そこからカナダを2週間以上かけて縦断してきて、ここの空港で乗り捨てて飛行機で帰るのだろう、とのこと。
すげー!、日本のキャンピングカー旅とはスケールが違いすぎる、、、、

3時間のフライト後にバンクーバー空港へ到着(7:24)

まだ真っ暗な早朝だというのにホワイトホース空港は出発する人でごった返していた。ハンティング帰りと思しき数人組がいくつもいて、重そうな細長いスーツケースを預けていた。きっとケースの中は、スコープ付きの大型ライフル銃(大型動物用)、ショットガン(鳥用)、小口径ライフル(小動物用)、拳銃(ちょっとトイレに行くときの護身用)なんてのがぎっしり入っているのだろう。そんなケースがいくつも預けられていた。獲物はクール宅急便?で自宅に発送済みなのか。カウンターにある「銃は弾丸を抜いてから預けること」という英語の看板がすごい。


バンクーバー空港内にはハイダのデザインがあちこちにある(7:43)

まだ朝が早いので大きな空港内はガラガラ、出国手続きは他の参加者といっしょに簡単に終了(7:47)

日本への帰りの飛行機は窓際だった(11:34)

バンクーバー島が眼下に見えるが、無意識に出艇可能な場所を探してしまう、笑。帰りはちゃんとイヤフォンが座席にセットされており、映画を見たり寝たりしながら成田に向かう。太平洋は広いがボーイング767は早いなあ。

成田に到着したタイミングで家族と会社の上司にメールを送信。「無事にカナダの荒野から帰ってきました、明日は問題なく出社可能です」長い休みを笑って許してくれた上司と職場の仲間に感謝。定年までは無理だと思っていた旅に行くことができた。
中部国際空港には奥さんと娘が車で迎えに来てくれていた。免許取りたての娘が運転して来たようだ。おやじの一人旅を許してくれた家族にも感謝。

つい昨日まで、人よりクマの方が多い場所にいたという不思議。明日から普通の生活が始まるという実感が湧かない。リハビリには数日が必要だろう。

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今回の旅の参考になったhp等

google「ユーコン川」検索
定番だが、いろいろな方の参考になる情報が多数あり

エア・カナダ
機内持ち込み、預け荷物などのルールは要チェック

カヌーピープル
今回お世話になったアウトフィッター

モンベル・海外ツアー
佐久間さんがガイドする他のツアーも、次はアルゴンキンでポーテージ三昧したいなあ(夏のツアーは春先に日程が決まってから表示されます)

2013年のモンベル・ユーコンツアー参加者の方のhp
写真が多くてツアー中のウェアリングの参考にさせていただきました、川地図もあり

水曜どうでしょう「ユーコン川160km」
動画(番組)なので川の雰囲気がよく分かります、蚊の猛攻の様子も

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ウェアリング

こちらの8月中旬からは、本州の11~12月初旬の気候と同じだと思います(ホワイトホースは9月中旬には雪が積もり始める)。最低気温8℃、昼間は15~25℃ぐらい。

【帽子】モスキートネットを使えるよう、広いつばの付いた帽子が便利です。
【モスキートネット】虫嫌いは個人差もありますが、持って行ったほうが快適でしょう。
【アウター】ゴアテックスの上下のレインウェアー。雨中のパドリング時に汗をかくこともあるので高い透湿性は必須。安物は蒸れてしまうのでNGだと思います。
【ミドル】フリースのジャンパー。前のチャックで温度調節できるタイプが快適です。
【ズボン】登山用の長ズボン。途中からは寝るとき用に持ってきたジャージの方を履いていました、笑。行動用と就寝用の2枚あったほうが良いです。
【インナー】化繊の長袖のシャツと、化繊のパンツ。本格的な山登りではないので適当に買っていきましたが充分でした。少し寒くて乾燥しているので毎日着替える必要は無かったです。
【保温着】フード付きのジャンパーがあれば夜にオーロラを見たり、みんなで喋っているときに寒く無くて良いです。焚火の煙でいぶされたり火の粉が飛ぶので登山用の高級品はやめたほうがいいです(しまむらでOK)。使用しないときにコンパクトになるよう、スタッフサックやコンプレッションバックを持っていくとかさばらなくて良いと思います。
【シューズ】ゴム長靴、少しでも丈が長く口を絞れるタイプがベスト。最後まで中を絶対濡らさないように注意。通常より5mm程度大きいサイズを買って、登山用の厚手の靴下と組み合わせると指先も寒く無くて完璧でした。
【パドリンググローブ】手に豆ができると痛くて漕げなくなるので手の保護は必須。また、親指の内側の付け根をテーピングしておくと豆の予防になります(シングルパドルではこの部分にできやすい)。寒くても漕げるようにネオプレン素材の物(ホームセンターやワークマン)も持っていくとベストでしょう。
【移動中の服】
ユーコンインにスーツケースを預けておけたので、そこまでは普通の格好で行けました。ただ、飛行機は-50℃の上空を10時間近く飛ぶので暖房が入っていても機体が冷えて、足元が非常に冷え込んできます。(特に窓側が寒い)
真夏の格好で乗ると体調不良の原因になるので長袖シャツぐらいは持ち込んでおいた方が良いです。あと、ホテルとかにある使い捨てのスリッパがあると足が楽になります(10時間は長い)。


持っていくと便利

【単眼鏡】双眼鏡でも可だが、単眼鏡の方がポケットに入れやすい。白頭ワシや遠くの動物を見るとき重宝する。接眼部にデジカメやスマホを持ってくれば簡易望遠レンズにもなる。
【蚊取り線香】現地では買えないので、他の参加者にも喜ばれる装備。
【予備の防水バッグ】大小2つの防水バッグを貸してもらえるが、ちょっとした手回り品を入れておくのに15Lぐらいの軽いものがあると便利。サコッシュでも可。飛行機内に手回り品を持ち込むのにも便利。
各種サコッシュの比較・ベストバイギア
【GPS ロガー】
旅の記録に残しておくとあとで楽しめます。


テント周り・キャンプの小物
【ヘッドランプ】暗くなって動き回ることは少ないが、夜中にトイレに行くときに必須、笑。
【細いロープ】天気のいい時に洗濯物を干したり、テント内で物をぶら下げたりするのに重宝する。私は軽くて強いテント(ツエルト)用の張り綱を持っていきました。
【砂金取りの道具】ネット通販でいろいろあります、お遊び道具ですがユーコンの男になるためには必須?
【釣り道具】リールも竿もレンタル可能でしたが、どうしても気に入ったものを使いたければ自分用のリールを持っていくとよいでしょう(竿は持ち込むのが大変なので)。ラインは1mのパイクや80cmのサーモンとファイトできるもので。ルアーはスプーンとスピナーでカナディアンタイヤでも買えますが、日数が長く根掛かりも多いので高級品よりも安くて数で勝負のもので充分です(数が少ないと根掛かりが怖くて攻めた釣りができない)。
フックはあらかじめ3本針のうち2本を切って、返しもペンチで潰して(ローカルルール対応)から持ち込むと手間が無くて良いでしょう。日本の毛ばりを持ち込むのも面白いかも。ライセンス代はツアー開始時にガイドさんに別途払いました(カヌーピープルで手続き)。
【シュラフ等】
5泊とキャンプが長く、途中で濡らさないことを一番に考える必要があります。化繊の3シーズン・シュラフとシュラフカバー、SOLエスケープライトビビィを併用。あとはレンタルテント内が汚れていても良いようにと、100円ショップで自転車カバーを買って持って行きました。テント内に敷いてからマット、シュラフを敷き、周囲をバスタブ状に軽く持ち上げればテントに浸水してもシュラフは安全。


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