2017年6月26日月曜日

番外編:御岳山・自然湖ネイチャーカヌーツアー2016.10

番外編:御岳山・自然湖ネイチャーカヌーツアー(長野県木曽郡王滝村)2016.10
 以前から気になっていた、長野県は木曽の山奥にある御岳湖のカヌーツアーに参加してきた
(画像をタップまたはクリックすると詳細画像に拡大可能)

この湖は1984の大地震で御岳山が崩壊して大滝川をせき止めてできた自然の湖。下の娘からのリクエストで、ハードじゃない(笑)カヌーに連れて行きたいと思いこのツアーが目にとまった。

名古屋から中央道と国道19号でようやく御岳山のふもとまでやってきた(11:54)

国道からそれて、このあたりで最後の店である、御岳百草丸を販売している売店で休憩とお土産などを購入。この辺りに来たのは林道を求めてオフロードバイクで走り回っていた頃以来、約20年ぶりか?

 
車一台分の舗装道路を登って行き、チョットほんとにこの先?といった場所でこの看板が出てきた


道路わきのスペースに車を止め、この旧道を歩いた奥に受付の事務所がある

この旧道は、鉄道好きの人には有名な木曽森林鉄道の軌道跡が道路になったものだ。水がせき止められて、上高地の様に立ち枯れた木が林立している。


三脚を立てて写真を撮っている人の後ろから見ると、こんな感じ

 この日は午後の部の受付だったが参加者は15名ぐらい、事務所前の船着き場から出艇(13:53)

地震や、この自然湖が出来た経緯の説明のあとにセーフティートークがあってツアースタート。娘には自分で漕ぎまわってもらおうと、それぞれシングル艇をお願いした。
服装は、ガチのカヌーウェアで決めているのは私達ぐらいで、他の人は普段着でお手軽に参加している。

 ガイドさんが見どころなどを説明するのについて行きながら下流側まで漕いでゆく

波も風もない湖は平和そのもので、綺麗な景色と安定の良いフネであることもあり、本当のリラックスタイム。

半分湖に浸かったスノーシェード

 先ほど事務所まで歩いて行った旧道の先は、こんな感じで行き止まりになっていた。

 トンネルも水に浸かっているが、通り抜けられるほどの水深はない

 ガイドさんの掛け声で、上流に向かって漕ぎ戻る

娘も数年ぶりだが、漕ぎ方を思い出して自由自在に漕いでいるようだ。

 歩いて渡ってきた旧道の橋の下を越えたところにある砂浜に上陸してティータイム

 ティータイムの後は上流に向かって探検開始

長さ1kmほどの湖だが、細長くて見通しが利かない分、実際より広く感じで秘境感満載。小さな湖だと思っていたが、場所によって景色が次々に変わり、なかなか面白い。

上流に向かっていくと絶壁の間を縫うような地形になってくる

紅葉の見ごろはもう少し先だが、少し色付きはじめているようだ。

 鏡の様な水面をゆっくりゆっくり漕いでゆく

高い絶壁、水が貯まる前は倍以上の高さの崖だったのだろうか?

箱庭のような景色の中を上流に進む

 狭い場所を抜けると突然視界が開ける、ここがカヌーで遡上できる限界

ちょっと上陸して散策したいぐらいの林が開けていたが、Uターンして戻る事に。

 同じ場所だが、帰りはまた違う景色を楽しみながら漕いでゆく

 スタート地点まで戻ってきた

立ち枯れに近寄ったり橋の下に入ったり、皆さん思い思いに楽しんだ後に上陸。自然湖のポストカードをもらってツアー終了。あまり漕がずにいろいろな景色を楽しめ、フネも安定が良くて沈する心配はまずない。カヌー経験のない家族や友人、知人を誘うのにもオススメのツアーでした。


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2017年6月25日日曜日

番外編:第20回天竜川WWF(ラフティング大会)2016.9

番外編:第20回天竜川WWF(ラフティング大会)2016.9

私のカヌー史上最大の轟沈で、漂流中に「もうカヌーはやめようか」と真剣に考えるほど追い込まれることに。

9月といえば天竜川WWF(ホワイトウォーターフェスティバル)、今回も参加してきました。

すべての地図・写真はクリックすると大きく表示されます。

 豪雨の後の開会式(10:04)

 スタート地点の宮ヶ瀬橋の下は渦巻く濁流(11:11)

ウーム、中州も何もなくなって一面の高速道路状態、マジで怖いかも (11:30)

競技内容のボードを確認 (11:39)

この日はファンスラロームという事で、ただ速く下るだけでなくスローバッグ投げやスラローム、ポールタッチなど様々な種目をこなしながら川を下ってゆく。

しかもこの競技内容がいやらしさ満載(笑)で、ポイントを取ろうとうかつに近寄ると激流に巻かれて撃沈したり、瀬の一番きついところに流されたり、ホールが口をあけて待っていたり、、、、
昨年も⑤のポイントで横からの激流に転覆させられて全員で川を泳ぐ羽目になったのだ。

ポンプアップ完了、マジでこの川を漕ぐんかい、、 (11:42)

 見事なボートコントロールでスラロームも難なくクリアー、学生チームのパワーはすごい(12:08)

ゼッケン番号の早い学生一軍チームが激流をものともせずに、ノーペナルティーでスタート直後のスラロームを完了、これなら注意すれば漕ぎきれるかも?と安堵の声が周りから聞こえる。

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轟沈したのは以前も沈して負傷したのと同じ瀬

しかし、わがチームは③の台城橋のポールタッチで右岸一杯に寄ったところで流れが細くなった部分に突入。安全コースである左岸に寄る間もなく巨大なホールに突入し、あっという間にフネは横転しで濁流に放り込まれた。

すぐにフネに掴まろうとするが、浮いているフネより流れている人間の方がスピードは速い。急いで泳ぐが、ほんの数秒で自分だけが先へ先へと流され、次の大きな瀬に体一つで突入し、息もできず大量に水を飲まされた。数秒間、顔が水面に出ないこともあり、必死で泳いだ後なので息が続かない。

これまでは、「増水しても岸に向かって泳げば助かるのに」とTV映像などを見て思っていたが、、、、、
川に慣れていてライジャケがあってもこのありさまだ、しかも岸に向かって泳いでも川の流れの中央にどんどん押し戻されてしまい、全く岸にたどり着けない!
知識としては知っていたが、普通の水量の時とは全く違う水のパワーに人間の力など全く歯が立たない。

みるみるうちにカインズホームの前の瀬が近づいてきた。ここは通常水量でもライン取りが悪ければ、ラフトボートですら撃沈する危険ポイントだ。必死で岸とは逆の左岸側に逃げる。

うおー!、覚悟を決めて瀬に吸い込まれると、水量が多すぎてウェーブは潰れていたが、頭上を何度も波が越えていき、足先にドドドという強い水の振動が伝わってきた。ここで引きこまれたら確実に死ぬ!、反射的に足を引き上げた。

いったいどこまだ流されてゆくのか、、、、
流れは平坦になったがとてつもないスピードで下流に流されてゆく。

どんどん流されてゆくうちに、ときどき足先が川底の石に触るようになった。あわてて立とうとしてもこの流速では絶対無理だし、足が引っ掛かれば一巻の終わりだ。最後の力で岸に向かって泳ぎ続ける。

コンクリートの護岸が終わり、土の川岸までもう少し、、、、
川岸のアシを掴んではちぎれ、掴んではちぎれを繰り返しているううちに、ようやく流れの中で体をとめることができた。ゼイゼイ言いながらその場にへたり込んで息を整える。

その後、某大学チームのフネにもう一人と一緒に乗せてもらって一日目のゴールへ。

大会キャンプ地に戻ってから酒類とつまみをたくさん買い込んで、助けてくれたチームにお礼として持って行ったら大変喜んでくれた。

この日の流れの激しさは、大会公式hpの写真でどうぞ
https://www.city.iida.lg.jp/twwf/2016photo.html


 一夜明けて、水は多いが昨日よりはだいぶ引いた感じ(10:00)

 瀬も中州もすべてつぶれ、高速道路状態になった川を下ってゆく(10:19)

昨日はリタイアしているので順位も何も関係ない、この日は純粋なダウンリバーだけなのでゴールを目指してひたすら漕いでいく。

ようやくゴールに到着、泥だらけのフネを小川の流れで綺麗に洗う(10:58)


一番多く下って、一番多く沈した天竜川
どんな時も自然をナメてはいけないという事を、いやというほど思い知らされた川下りだった。それと、コンクリート護岸は絶対反対!!
足がつかないし滑る、草につかまって止まることもできないから!!


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2017年6月15日木曜日

若狭・水島(福井県・敦賀市)2017.6

・番外編:若狭・水島(福井県・敦賀市)2017.6

北陸のハワイ?とも呼ばれている敦賀の水島に、海水浴シーズン前に行ってきました

若狭 水島

航空写真でも分かる通り、白い砂浜でできた砂州
(画像をタップまたはクリックすると詳細画像に拡大可能)

6月に入り、川はどこもアユ釣りが解禁、平和を求めて海に繰り出すが何処に行こうか?
途中、北陸道のPAでも気付いていたが、この日も北からの風が強く吹き抜けている、、、
琵琶湖の風は先回で懲りているので、とりあえず敦賀方面に行ってみますか~。

以前からウワサに聞いていた、敦賀にある水島に行くことに決めた(13:17)

風裏になる小さな浜から出艇、今日もO君がルクシャ、私はホライゾン。

北側にある岬の影で風をやり過ごしながら水島にアプローチする(13:30)

風は吹いているが追い風なので楽々。

おーい、O君は少々遅れ気味、フィッティングを調整しながら漕いでいるようだ(13:32)

先回の沖島で困ったので、今日はシートーイングロープを持ってきている。出番が無ければ良いのだが。

いよいよ水島が近づいてきた、水が綺麗だぞ(13:33)

おーー!、なんか良い感じだぞ!!

この写真だけ見ると、まるで沖縄の様ですな、笑

遠浅の白い砂浜が水の綺麗さを強調している

水島の一番南まで漕いでぐるっと回ってきた

 景色を楽しんだ後は向かい風の中を漕ぎ上がる

水島は色、浦底地区の所有地のため無断上陸・使用はNGと聞いていたので、水島の北側にある岬に休憩上陸することにした。今度は家族を連れて渡船で遊びに来ようか。

渡船は琵琶湖航路で有名なオーミマリン、2017年の運航は7/8~8/31までとのこと。シーカヤックで静かに楽しむのならその前後がオススメか?。

岬の影に隠れて強風をかわしながら、出艇場所に戻ってきた(14:59)

O君は前回のトーイングの雪辱を果たすべく、ベストポジションを研究。シートバックの形状が自分の体に合っていない、と腰の後ろにパドリングジャケットを押し込むと、腰骨が良い感じに支えられ⇒腰痛もなくなりパワー倍増。帰路はアオリ気味で付いてきてくれた、笑。

ルクシャのデッキコードが伸びて弛んでいたので、現場で新しいデッキコードに交換

ダイソーの自転車ロープを使用したが安価で太さもちょうどいい感じ、黄色のロープが船体のブルーと合ってイメージがずいぶん変わった。気になっている方はお試しを、ホライゾンもカラフルな模様のロープに交換してみようかな、笑。

 若狭インター近くのリラポートで温泉に浸かる(16:22)

今回は営業時間を事前にしっかり確認してから温泉にGO!。若狭の街と湾が一望にできる展望風呂と露天風呂でリラックス。1000円でチト高いが、ぬるっとした温泉の湯が良い感じだねー。

シーズン前の水島はオススメです


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2017年6月13日火曜日

琵琶湖・沖島、新カヤック進水ツーリング

・番外編:琵琶湖・沖島(滋賀県近江八幡市)2017.5
半月前にヤフオクで手に入れた、ネッキー・ルクシャの進水も兼ねて、以前から気になっていた琵琶湖の沖島に行くことに決めた。

琵琶湖の東部に浮かぶ沖島は人口約350人の有人島、集落は島の東部に集中している
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琵琶湖 沖島
ネーッキー・ルクシャ
 子供や知人を海に誘うときに乗ってもらおうとヤフオクで落札。ポリの一体艇なので準備が楽で、傷つきも気にしなくていいが、車への積み込みは少々重い、笑。

 今回はいつも川で遊んでいるO君にルクシャを乗ってもらう(14:01)

棹飛びの神事が行われる 伊崎不動(14:14)

伊崎を越えると沖島が見えてくる (14:16)

岬を抜けると左手(南東方向)からの風が吹き抜けている。この日は朝一で用事を済ませてからの出発だったので出艇は14時になってしまった。琵琶湖は昼から風が強くなるので、早朝から出艇するのがセオリーなのだが、、、、

 島の北側に回り込んだ所で無人の浜に上陸(14:55)

ここまで来ると琵琶湖の水はほぼ透明、気温が高ければ気持ちよく泳げそうだ。

ちょっと乗り換えて、ルクシャに乗ってみる (15:02)

幅はホライゾンと同じ60cmだがハードチャインのため実質は57cm?ぐらいの安定感。ただし膝がしっかり効くコクピットなので積極的に乗りこなせれば楽しいフネになりそう。

島の一番北側の岬を回り込むと岸辺に桜並木が続いていた (15:20)

奥琵琶湖の花見カヌーも有名だが、沖島でも桜見物ができそうだ。

 集落の北側にある小さな浜から上陸して島を散策(15:36)

 島の中は自転車か手押し車がメインなので細い路地が多い(15:37)

 島の南側にある定期船が着く港まで歩いてきた(15:40)

ちょっとした市場やトイレが整備されている。

港から少し入ったところにある沖島資料館 (15:48)

本当はとても見て行きたかったのだが、良い時間になっていたのと帰りの風が気になり寄れず。今度はもっと朝早くに出てこよう。

この島はネコの島として一部では有名なようで (15:51)

かわいい猫たちがアチコチをうろうろしている。

再出発して岬を回り込むと、えらい風が強くなっていた! (16:19)

風の壁とともに湖面が風波で大きくうねる。

 おっと、いつの間にか大きく差が開いた(16:28)

どうもあまりうまく漕げていない様子、いつものリバーカヤックと勝手が違って苦戦しているようだ・2度ほど、後方まで戻ってパワー漕ぎをレクチャー。

 風はさらに強くなり、漕ぐ手を止めるとあっという間に沖島の方向に吹き流される(16:32)

ウーム、このままでは先に進めない、風も強くなって波も荒い。ラダーはあるが艇速が上がらないため、効きが悪くて上手く方向が定まらないようだ。

仕方がない、腹を決めて2艇で筏を組み、O君にホライゾンのバウについているトーイングロープをほどいてもらい、ルクシャのバウに取り付ける。その先端を私の腰に巻いて、掛け声をかけながら伊崎不動まで漕いで行く。

なんとか無事に戻ってきた(17:46)

伊崎不動に近づくと風裏になり漕ぎも軽くなった、そのまま漕ぎきって出艇場所に到着
パパッと片付けていると濡れた服が風に吹かれて非常に寒い。冷えた体を温めようと近江八幡国民休暇村に行くが、日帰り入浴は終了だと断られてしまった。彦根の王将に飛び込みラーメンと唐揚げを食べてようやく暖まった、笑。


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