今回はカヌーではなくて山へ行ったお話。ラフティングチームのメンバーに誘われて雪の上高地にクロカンスキーで行ってきました。
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国道158号線から上高地へ入る三差路からは冬季通行止め (7:36)
岐阜県高山市側から平湯峠、安房トンネルを越えてここまで来た。荷物をすべて降ろし、メンバーの一人が車を沢渡に置いてタクシーで戻ってくるのを待ちながら、パッキングと出発準備を開始。
ゲート横には秘湯、中の湯温泉「卜伝の湯」がある、帰りに寄ってみたいなー (7:38)
横の沢を見ると水はまだ凍っていないようだったが (7:38)
スノーシェードは巨大なつららがぶら下がっていた (7:38)
もちろん登山届は書いて出します、順番に書いてポストイン (7:39)
この日の行程は大正池を越えて河童橋まで、往復10kmほど
新・釜トンネルの案内板 (7:40)
昔は急勾配の交互通行で、上高地に向かう自転車野郎泣かせだった旧トンネルも広くて近代的な新トンネルに切り替わっていた。
雪が激しくなってきたので釜トンネルの入り口に退避 (7:43)
釜トンネルを通ったのはもう20数年ぶりだろうか?。もちろん旧トンネルの方だが、排ガスだらけのトンネルを自転車でヒーヒー言いながら登ったのが昨日のことのように思い出される。
トンネル内からゲート方面を望む 、入り口の小屋は営業中だった(7:43)
約1kmのトンネルを歩いて超える (8:27)
トンネル内は屈曲しているため中は真っ暗だった。スパイク付きの長靴を履いてはいるが、内部が湧水などで凍結していると危ないので足元を照らしながら慎重に進んでゆく。
トンネルを出たところでクロカンスキーに履き替えて再スタート (8:33)
クロカンスキーは初めて履いたが、板も軽く短くて取り回しも楽ちん (8:44)
ちょうど中間地点の大正池に到着した (9:18)
山の上方はガスが掛かっていて雄大な景色が見えず残念。
小規模な雪崩の跡か、吹き溜まりが数m続いた個所では板を外して歩いて前進(9:18)
大正池を過ぎると上り坂が続く (9:31)
スキー板の下面のウロコ形状のおかげでスリップせずにどんどん登っていける (9:51)
初めての経験だったがクロカン板の走破性には本当に驚いた。山の急斜面は無理だろうが道路が雪で埋まったような場所なら最小の労力で登って行くことができる。入門用のセットなら安くで買えそうなのでチョット検討してみようかな。
東屋の屋根がすごいことになっていた、積雪は1m以上? (10:06)
木の根っこは温かいのか、雪が丸く溶けている (10:15)
上高地帝国ホテルの辺りからは、梓川沿いの遊歩道にルートを変更 (10:16)
他の登山者もおらず我々だけの貸し切りでこの景色を堪能。自然が厳しい場所ほど風景は美しというが、本当に素晴らしい。
いつの間にか遊歩道を外れたのか深雪にはまって激しく転倒 (10:32)
クロカンシューズは足と板の固定がルーズなので、バランスを崩すと派手にすっ転ぶ。肩から思いっきり転んで骨が折れたか?と思ったが、幸い何ともなくて助かった、フ~。
釜トンネルを出てからちょうど2時間で河童橋に到着~ (10:32)
同行の人にカメラを渡して撮ってもらう (10:34)
寒さ対策で着込みすぎたようで、大正池を過ぎてからの上り坂で大汗をかいてしまった。雪が舞いだしたため中間着のフリースを脱ぐのを面倒くさがった結果、少々汗冷え気味になってしまった。寒っ!
河童橋に到着! (10:39)
橋の上から上流の蝶ケ岳方面を望む (10:41)
橋を渡った店の軒先に入って昼食タイム (10:56)
風が無いだけで極楽、極楽。
その場で挽いたコーヒーをいただく (11:01)
面倒くさがりの私は屋外ではもっぱらインスタントだが、こういうのも本当に贅沢でいいねえ。日帰りなら荷物も軽いので、遊びの物を少々持って行っても余裕があるし。
山のガスは増えたり減ったり (11:02)
コーヒーの良い香りが辺りに広がる、こんな場所で贅沢だねえ (11:08)
帰り道は下りで楽々のハズだったが、、、 (11:37)
最後に滑ったのは20年以上前のどこかのゲレンデ。アイスバーンの上に雪が乗っている個所もあり、スピードが出ると相当に怖い。案の定、派手に2~3回すっ飛んで仲間に置いて行かれてしまった。
大正池横のトイレで再集合して一休み (12:17)
下り坂では汗もかかず少々寒くなってきた。天気も悪くなってきたので写真も撮らずに早々に下ってゆく。
雪が降り出したので釜トンネルに入って一休憩 (13:08)
帰りは河童橋から釜トンネルまで休憩除きで1.5時間ぐらい。スキー板を外してスパイク付き長靴でトンネル内を歩く。
釜トンネル出口のゲートに到着 (13:18)
その後は、沢渡から回送して来た車にのって平湯温泉バスセンターの露天風呂で山を見ながら温まる。いやー、最高の雪遊びだった。
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学生時代に所属していたサイクリング部の山好きの先輩たちが、正月に自転車(ランドナー:当時はまだMTBが無かった)で、上高地の河童橋まで行った話を聞いて以来20数年。ようやく私も冬の上高地を見ることができました。
雪がすごくて自転車にはほとんど乗れず、押したり担いだり、滑ったり転んだりだったそうですが現場を見て納得。他の登山者には笑われたり、呆れられたりしたそうですが、今の私が彼らを見てもきっと同じ反応だったでしょう。
バカな遊びを真剣にやっていた学生時代がなつかしいけど、今でもやってることはほとんど同じかも。
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