2017年8月15日火曜日

番外編:宇和海でシュノーケリング、鹿島コーラルビーチ(愛媛県南宇和郡)2017.8

番外編:宇和海でシュノーケリング、鹿島コーラルビーチ(愛媛県南宇和郡)2017.8

今回は渡船で離島にわたり、サンゴの海でシュノーケリング

前年の小笠原・父島でのシュノーケリングで海中の世界に開眼し、今度は宇和海で思いっきり魚を見ようと計画を始めたのだが、、、


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7月末からのいやな予感がやはり的中し、迷走台風5号が接近

急遽、島根半島やしまなみ海道でのカヤッキングも検討し資料も準備したが

最終的には岡山の実家で台風をやり過ごしてから、当初の予定どうり宇和島の鹿島に向かうことにした

思ったよりも早く渡船の駐車場に到着、ベタなぎで西の空に丸い月が出ていた(5:07)

岡山から瀬戸大橋を渡り、松山自動車道をひたすら西へ。無料区間も使えばすぐ近くまで高速で行くことができた。

この日最初の便で無人島の鹿島に渡る、往復550円也(8:21)

この船は水中も見れるガイヤナ2という面白いフネ
西海観光船 http://nishiumi.info/

カヤック乗りとしては、自分のフネで鹿島まで漕ぐのがベストなのだが、この近くの海沿いは切り立った地形で良い浜や駐車場所もなく、最寄りでフネを出せそうな室手海岸からは片道7~8kmもあり、その分の時間と体力をシュノーケリングに回そうと考えたのだ。

女性船長の手慣れた操縦で、鹿島がどんどん近づいてくる(8:36)

数年前に「宇和島の海は最高だよ」という話を社内の旅好きの人から聞かされていたが、調べれば調べるほど、「海がきれい」というよりも「きれいな魚が多くみられる」という楽しみが分かってきた。

地形が複雑でカヤックで漕ぐのももちろん面白そうな場所なのだが、今回はここでしかできない事いう意味でシュノーケリングをメインにスケジュールを立てた。

鹿島の船着き場から北に100mほど石畳を歩くとコーラルビーチ(8:51)

時間が早かったせいか、船から降りたのは一組の親子と、海の家の関係者数名がご出勤のみ。その親子連れも目的は同じようで、コーラルビーチ目指して先に行ってしまった。

この場所に決めたのは、多くのhpを見て回っていて評価が高かったのと、他のポイントに比べて離島なので魚影が濃い、人が少なそう、自然があまり荒らされてなさそう、なんてことを考えたからだ。

防水バッグに全てを詰め込み、岩場に通したロープにつないで固定する

しかし自然が濃すぎてサルが荷物を荒らしたり持って行ってしまうこともあるらしいので少し防御を考えてきた。これは、岩場に多いフナ虫対策にもなり、カバンの中がフナ虫だらけになることも防げそうだ。

いきなり、ルリスズメダイの大群が歓迎してくれた!

海の中の魚たちを見ると、人は理屈抜きに興奮してしまうもののようだ、笑

あまり逃げずに泳いでいる

チョウチョウウオ発見

岩に付いている何かを、一生懸命食べていた

とぼけた顔のゴマフエダイは逃げずに海底をウロウロと泳ぎ回る

台風が去ったばかりのせいか、水深が3m以上になると鮮明には写せなくなってしまう。さらに深いところには50cm以上の大きな魚がゆうゆうと泳いでいた。

15分ほど泳いで寒くなったので、上半身の長袖ウェットスーツを着込んで再び海へ

岸から10mもいかない範囲でこんなにたくさんの魚に出会えた。今度は磯に沿って少し沖まで行ってみよう。

ニシキベラは浅いところにいる

アジの仲間?、少し大きい気もするが

クロホシイシモチの大群の中を逆走して泳いでゆく、感動!

直径、数mの範囲で密集して団子のように泳いでいる

海底の岩の上をハリセンボンがゆっくり泳いでゆく

海面から下を向いてカメラを向けるので、ダイビングのように魚と同じ目線で写真を撮れないのが残念!。いやー、潜りたいなー本当に。


人懐っこく周りを泳ぎ回るこの子はだれ?

ちゃんとした魚類図鑑を買って勉強しないといかんなー。

クマノミ発見、本当にイソギンチャクから出たり入ったりしていた!

警戒心が強いのか、こちらを向いていることが多く横向きのショットを撮らせてくれない

鹿島には2時間ほど滞在してから同じ船で戻った(10:42)

1時間ほど泳いで写真250枚と動画多数を撮影。体が冷え切ってしまったので、温かい石畳に寝転ぶと気持ち良い。

行く前にこのあたりの名所を調べていて発見した(11:43)

ゼロ戦と比べて一回り以上大きい、ズングリした印象の機体

約40年前のS54年7月14日に近くの久良湾から引き揚げられた「紫電改」。

以前に広島の大和ミュージアムで見たゼロ戦は、いかにも「軽やかに空を舞う」という印象だったが、紫電改は一目見て太くてゴツく「俺は強いぞ」といった迫力を感じた。

着水の衝撃で曲がった、2000馬力のエンジンパワーを受け止める4枚プロペラ、エンジンカバーの径も大きい

装備重量が4.8トンなので、パワーウェイトレシオは2.4kg/PS。飛行機の世界ではあまり使わない単位だが、バイクや車と比較するとそのパワー感が何となく分かる。

突き出した20mm機関砲が4門、脚も太い

この機の技術のキモである装置、自動空戦フラップ発信機

水銀とチェックボールによる液体圧力に電位差を微分した値を計測し駆動系に出力する。(旋回Gに比例し、速度の二乗に反比例した角度でフラップを自動操作)案内板より

フラップを操作することで低速旋回中の失速を防止し、より急旋回を可能とする「熟練のゼロ戦パイロットのみが使えた技」を自動で行えるようにした装置は、乗り手にのみ熟練を求めるのではなく、機械の力で人の能力をアシストする現在の車(アンチロックブレーキ、スピン防止制御、衝突防止ブレーキなど)にもつながる設計思想なのか。

この機に乗っていたのは、その日出撃して未帰還だった6名のうちの誰かという所までしか分かっていないそうだ

いずれも20歳代若者が多く、その頃の自分と比べるとかなり複雑な気分になってしまった、、、

湾内の眺望を見た後は、カヤックの出艇可能場所を確認しながら南に移動(12:41)

途中で竜ケ迫ビーチまで漕いでいけそうな出艇場所も確認。

きれいな海とダイビングで有名な柏島(15:43)

ここでも少し泳ごうと思ったが、さすがは有名ポイントで人だらけで駐車場所もない。今回はあきらめて竜串・見残し方面に移動(つづく)


●参考情報
宇和海のダイビングについて最も詳しいhp
JOHNNYさんの、ジョニーのセルフダイビングしよう!

鹿島海水浴場(じゃらん)



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